住宅購入の相談で
「家は欲しいけどローンを払っていけるか不安!」「収入が低いし、頭金もない!」というお声をよく耳にします。
買う前のお金の心配は誰でもあるもの。
だけど、買う前のお金の心配なら、住宅ローンの融資が受けられるかどうかで判断すればいいと思います。
家を買った後の、ローンを払っていけるか?の心配ですが
こちらについては、賃貸で家を借りていても家賃は払っていかないといけないので、毎月返済が可能なローン支払い額から、購入可能な物件を探して、ご自身が納得出来るマイホーム選びをするのが良いと思います。
今回は住宅購入の相談でよくある相談内容にお答えしたいと思います。
【年収が低い】
年収が低くても、安定しており、継続した収入があれば大丈夫です。
住宅ローンの一つである「フラット35」は、融資を受けるための最低年収に制限はないので、年収がいくらであっても、返済負担が年収に見合っていれば融資は受けられます。
【頭金がまったくない】
頭金がゼロでも、ローンを満額組むことは出来ます。
頭金がないと家は買えないと思っている方が殆どですが、今は満額の融資を受けることが可能になりました。
ただし、金融機関によっては、頭金の割合次第で金利の優遇がある場合もありますし、頭金がある方が住宅購入の幅が広がり、余裕のある返済計画や物件探しができるので、頭金があるに越したことはないです。
【正社員ではないけど。。。】
アルバイトや契約社員、派遣社員、自営業、パートの方でも家は買えます。
正社員と比べると、どうしても銀行や信用金庫などの民間の金融機関でお金を借りるのは難しいと思いますが【フラット35】なら雇用形態に関係なく住宅ローンを申込みできます。
ただ、正社員よりも借りられる額は少なくなってしまう傾向にあり、返済比率が正社員だと35%まで貸してくれますが、それが25%と下がってしまいます。
非正規社員に限らず、正社員でも注意なのが勤続年数が短い場合です。
今の会社で働き始めて1年未満と短い場合は。審査が通らない可能性もあります。
公務員や一部上場企業に勤めているなど、個人の信用度が高い場合は、勤続年数が短くても審査は通りやすいのですが、一般的には少なくても勤続1以上の継続雇用の実績がほしいところです。
【金利負担がもったいない】
金利、住宅を購入する際に借りたお金に対して支払う利子がもったいないという気持ちはよくわかります。
ただ、家を一括で購入できることができるのはほんの一握りの人だけ。
賃貸で借りていても自分の物にはならないですよね。
だけど購入した場合は、住まなくなったら売却をしたり、売却はせず賃貸で貸して年金のように家賃収入を毎月得ることも出来るので、不動産の購入はご自身の資産となります。
特に今は、金利が低いので、家を買いたい方は今のうちに買って、老後の蓄えや子供の教育、養育費などの将来設計をしっかり立てるのがベストといえるでしょう。
【支払が終わるころには資産価値が落ちている】
落ちます。最近は売却をありきで不動産を購入される方も多いので、資産価値を含めて不動産会社に提案をしてもらうのが一番です。
一般的には、資産価値は買った瞬間からどんどん落ち続け、戸建ての木造住宅の場合、建物部分の価値は築20年ほどでゼロになることもあります。
マンションの場合は、新築時の価格のほぼ半額まで下落し、それ以降は横ばいが多いです。
資産価値を出来るだけ落としたくないのであれば、需要がある都心部の人気エリアで、利便性の高い駅近物件を選ぶという方法もあります。
ただ、その場合は最初から価格も高額に設定されていることが多いので、資産価値だけを求めてマイホームを決めてしまってもいいのかはしっかりと考える必要があります。
【住宅選びに失敗したら取り返しがつかない】
失敗したら取り返しがつかないのは事実ですが、実際自分の理想を100%叶えてくれる物件はないと思って下さい。
まず、そこを理解したうえで、どこなら妥協できて、どこは絶対に譲りたくないのかなど、住宅選びの優先順位や妥協点を決めるのが一番のポイントとなってきます。
そして、納得できるまで見学することが大切です。
新築の家やマンションの場合、建物の完成前に販売されるので、実際の部屋を見学できないことがよくあります。
ギャラリーや、同使用の部屋を見学しても、本当の眺望や日の入り具合、実際の部屋のイメージや広さなどが思っていたのと違うと思われる方が多いです。
中古物件でも、リフォームをされていれば綺麗ですし
まだリフォームをしていない物件であれば、ご自身好みにリフォームをすることが出来るので、より理想のマイホームの購入ができるかもしれません。
ただ一つ、一番言えることは、妥協したところがあったとしても
実際に物件を引き渡し、鍵を手にしてマイホームに入った瞬間に感じるのは喜びです。
「今日からここが家族が帰ってくる場所になる」これ以上の喜びはありません。
たくさん見て、たくさん悩んで選んだマイホーム選びに失敗はありません。
小さい頃に育った実家に帰ると「帰ってきたぁ。」とホッとしませんか?
子供たちが大きくなったとき、同じ思いを感じる場所になるのが購入されたマイホームです。
マイホームの購入は、ご自身の老後や資産のためだけでなく
これから先、子供たちがホッと落ち着く場所になる癒しの空間となることでしょう。
お電話でのご相談は
072-990-6686