仕事や趣味で毎日なんだかんだ充実した生活を送っていたら
アラサー独身女性は、この先の住まいを考えつつも時間だけが経過してしまいがち。
そして気づけばアラフォーに...。
そろそろ住まいや老後のことも考え、不安が頭をよぎる...のは
私だけではないと思います。
マンションを購入する人は30代から増え始め、40代で購入する人も多くいます。
しかし、興味はあっても女性一人で購入にはなかなか踏ん切りがつかない、という人もいるのではないでしょうか。
少しでも老後の不安を払拭するために
30代、40代独身女性が老後に向けて行いたい資金計画についてお話ししたいと思います。
今では三人に一人が離婚をしているといわれ、一度も結婚せずに
一人が気楽だしとおひとり様生活を満喫されている方も少なくありません。
30代から40代になると、仕事も安定してきて収入面や生活面でも充実した時期でもあり、だからこそしっかりと老後に備えた対策を早めにしておくべきです。
☆将来、どの程度のお金が必要になってくるか
60歳以上の単身世帯の平均支出は月14万9,552円となっています。
※総務省が行った家計調査報告書より
また、厚生労働省の簡易生命表によると、60歳女性の平均余命は28.91年という結果になりました。
仮に、60~89歳までの30年間に必要な生活費を算出すると、約15万円×12ヶ月×30年=5400万円が最低でも生活費として必要になります。
平均支出の住居費は賃貸を基準にしたものではないため、40代独身女性が老後に必要な資金は6000万円程度を想定しておいた方がいいと思います。
では、貯蓄はどれだけ必要か
40代独身女性が老後の資金として6000万円必要であったとしても
その全額を貯蓄する必要はありません。
厚生労働省の発表によると、国民年金に受給権者の老齢年金の平均月額は5万5157円、厚生年金保険受給権者の平均年金月額の推移は月に14万5305円となっています。
仮に、65~89歳まで24年間の年金受給額を算定すると、老齢基礎年金で5万5157円×12ヶ月×24年=1588万5216円
老齢厚生年金で14万5305円×12ヶ月×24年=4184万7840円が年金として受給されることになります。
自営業などの方は、老齢基礎年金が、会社員などの場合は老齢基礎年金に加えて、老齢厚生年金が受給されますが、先ほどの老後資金として必要な6000万円から差し引くと、老齢基礎年金だけの場合で4500万円、老齢厚生年金を加えた場合で約230万円の貯蓄が最低でも必要になる計算になります。
では、出来るだけ老後の資金がかからないようにするために、一番支出が多い、住居費を抑えるために、住まいの購入はいつまでにするべきか
住まいの購入は老後の受託ローンの返済が重くのしかからないようにするためにも、なるべく早い方がいいでしょう。
国道交通省が行った調査によると【住宅市場動向調査】では、初めての家を購入した世帯主の平均年齢を見てみると、30代で住宅購入を行った人の割合が50%と半数を占めています。
次に多いのが40代となっているため、30~40代にかけて比較的収入や生活が安定し始めたタイミングが住宅購入に適したタイミングと言えます。
では、住まいは賃貸と購入どちらがいいのか
30代、40代独身女性の住まい選びは賃貸と購入のどちらを選ぶのがいいのでしょうか。
賃貸は毎月の出費は、購入の金額とそれほど変わらず、住み替えが自由に出来る。
購入は、最初に初期費用を出した場合は大きな出費を伴い、住宅ローンの支払いが続くものの、最終的には資産として住居が残るというメリットがあります。
また、もしおひとり様で亡くなったとき、
お一人様でもいい、結婚しなくていいこの時代に、結婚したいと思える奇跡の出会いがあった場合、その時は賃貸貸しをし、家賃収入を得るもいいですし
売却をしてもいいので、家賃を払い続けるよりは無駄がありません。
では、賃貸のメリットとデメリットもご説明します。
賃貸の場合は、契約を行うにあたり難しい手続きは必要ありません。
簡単な契約を交わすだけで借りることが出来ます。
毎月の家賃以外の出費も伴うことがないため、資金管理を行いやすいというメリットもあります。
また、転勤などでやむをえない場合や、ほかに好条件の物件が見つかった場合には気軽に住み替えを行うこともできるのも魅力の一つです。
ですが、家賃を払い続けたとしても、その物件は自分の物になることはありません。最終的に全く手元には何も残らないのです。
また、物件ごとに部屋の使用ルールが決められていたり、ペットの飼育ができなかったり、バリアフリー仕様に勝手に変更出来なかったりなど、自由に利用できないデメリットがあります。
また、高齢になればなるほど、賃貸物件は借りにくい傾向もあるので、何年も住み部屋に飽きたり、リフォームがしたいと思っても住み替えは厳しい、引っ越しが出来ないならリフォームをと思ってもそれも自由にはできないため慎重に考えた方がいいかと思います。
購入のメリットとデメリット
購入の場合は、初期費用が最初に発生してしまう場合があります。
住宅ローン減税など国による持ち家支援対策の恩恵を受けることが出来るのは大きなメリットです。
ここ数年は頭金0円でも融資を受けて住宅の購入が出来たりもするので
不動産購入のハードルはかなり低くなっています。
また、住居は自分好みにアレンジすることができるほか、資産として残すことができます。
住宅を購入した後、住居をすることがなくなった場合でも
売却を行うか、賃貸貸をして運用を行うかもご自身で決めることが出来ます。
利用せずに所有だけしていても、固定資産税やローンの返済は残ってしまうため住居の購入をためらう人が多いという方もいますが、そこを考慮した上でも賃貸より購入の方が後の資産も考えるとメリットは多いように思います。
老後の不安を解消するためにはとにかく資金計画が大切です
30代、40代独身女性の老後に対する不安は、老後にどの程度の費用が発生して
どのくらいの貯蓄をしておかなければいけないのかを把握しておくことで解消することが出来ます。
どのくらい不足するのかを把握できていれば、事前に資金計画を練ることが出来、住まいについては賃貸・購入、またその時の利便性や快適性を優先して検討することも可能です。
老後の資金計画に支障が生じないよう、今からしっかり資金計画をし
資産運用をしていくことをお勧めします。
☆アラサー、アラフォー女性がマンションを買う理由
マンションを買うということは大変なこと。
頭金はいくらいるの?ローンは組めるの?
長い間一人でローンを払い続けれるのか、不安に思うこともたくさんあります。
だけど、それでも年々増えている女性一人でのマンション購入。
その買う理由の一つとして、賃貸の場合、一生家賃を払い続けなければならず、自分の資産にもならないことが挙げられています。また、高齢になり収入が少なくなった時に家賃を払えるのか、高齢になってからまた新たに住宅を借りることが出来るのかという不安がついて回るからです。
こうした理由から、働けるうちに、老後の住まいを確保しておきたい!とマンションの購入に踏み切る女性が多いです。
さらに最近でいうと、女性一人や派遣社員でも一定期間同じ職場で働いているなどの条件を満たしていればローンが組めること、頭金0円でも購入が出来るようになったことです。
では、結婚して生活が変わったらマンションはどうするの?
独身女性なら、この悩みもつきもの。
また、親が高齢になり介護の必要などが生じれば、同居する可能性も考えなければいけないかもしれません。
もしも、生活が大きく変わり、購入したマンションに住まなくなった場合は、マンションを賃貸にするとローン返済が家賃でまかなえ、ローン返済後は収入源にもなります。年金だと思ってマンションを購入する人がいるのもこれが理由です。
☆購入するならどんな物件がいい?
将来の資産性や、賃貸、売却まで考慮に含めるのであれば、主要駅の近くなど利便性が高く、価格が安定してきた中古マンションが狙い目です。
最近は中古のリノベーション物件の人気が高まっていますが、当然工事費の金額が物件価格に上乗せされています。どうせ住むなら、ねらい目の中古マンションを自分の希望のお部屋にリノベーションするのも、資産性の向上にも繋がりますし、理想のお部屋に住めるメリットもあるので賢い選択になりそうです。
アラサー・アラフォー独身女性でも、安定した収入があれば、頭金0円でもマンションを購入することは可能です。老後の住まいを管気て購入するのであれば、安定した収入があるうちにローンを組んだ方がベター。
ライフスタイルの変化にも柔軟に対応出来るような、賃貸や売却をしやすい物件を選ぶのが失敗しない独身女性のマンション購入のポイントです。
アラサー、アラフォー独身女性のマンション購入に向けての資金計画や物件選びのポイントなど、いつでも気軽にご相談下さい。