不動産の売却を考えている方は、「インスペクション」という言葉を耳にしたことがあるかもしれません。
インスペクションとは住宅診断のことですが、不動産を売却する際には実施すべきなのでしょうか。
そこで今回は、不動産の売却を検討されている方や控えている方に向けて、不動産売却時のインスペクションについて解説します。
不動産売却時に実施するインスペクションとは何?
「インスペクション」という言葉を耳にしたことはあっても、何を意味しているのか分からない方もいらっしゃると思います。
インスペクションとは、英語表記にすると「inspection」。
「視察」「検査」といった意味があります。
不動産におけるインスペクションとは、専門家が住宅の状態を検査し、劣化や欠陥している部分があれば、修繕のアドバイスをしてくれる住宅診断のことです。
対象となるのは、「建築してから2年を超えている」または「人が住んだことがある」といった中古住宅で、「既存住宅」と呼ばれる建物です。
たとえば建築後1年しか経っておらず、誰も住んだことがない新築の住宅は対象になりません。
不動産売却時にインスペクションを実施する目的とは?
インスペクションは、実は政府が取り組んでいる施策の一つです。
目的は「中古住宅の流通を活発にするため」で、検査の基準を設けるためのガイドラインも作成されていますよ。
ガイドラインには、どの業者がインスペクションを実施しても適切な検査結果が出せるように、検査の項目や方法が書かれています。
インスペクションによって安心して売買がおこなえれば、既存住宅の売買も活発になり、空き家問題の改善にも繋がるかもしれませんね。
不動産売却時のインスペクションにはメリットがいっぱい!
不動産売却時にインスペクションを実施すると、売主にとって次のようなメリットがあります。
●早く売却できる可能性がある
●予定よりも高く売却できる可能性がある
●トラブル防止になる
販売活動の際のチラシなどに、インスペクションを実施したことを明記して売り出せば、不動産を探している人に安心感を与えられるので、早く買い手が見つかる可能性があります。
また診断結果がとても良かった場合は価値が高まるため、当初予定していた金額よりも高く売れるケースもありますよ。
さらに、事前に住宅の状態を売主・買主の両方が把握できるので、売却後にトラブルに発展するリスクも低くなるでしょう。
まとめ
今回は、不動産売却時にインスペクションを実施する目的やメリットについて解説しました。
インスペクションは、必ず実施しなければならないものではありませんが、売却前に住宅の状態を把握できますし、買主側にとっても安心材料になります。
早く、より好条件で売却できる可能性もあるので、中古不動産の売却を考えている方は、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。
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